生成AIの登場により、「作ること」のハードルはかつてないほど下がりました。しかし、私たちは何を、何のために作るのでしょうか?
デザイン・イノベーション・ファームTakramのディレクター、そしてデザインエンジニアとして、数々の先進的なプロジェクトを成功に率いてきた緒方壽人氏とともに、、テクノロジーと人間の「ちょうどいい関係(コンヴィヴィアリティ)」を探求するワークショップ・シリーズ第3弾。
今回は「Convivial City(共生する都市)」を舞台に、Takramの真髄である「Design Engineering(作りながら考える)」を体感するプログラムです。最新のAIツール(Gemini Canvas, Figma Make等)を活用し、構想だけで終わらせず、実際に動くプロダクトを作り上げる。思考と実装を高速で往復する、濃密な体験を提供します。
ツールが進化し、誰もが瞬時に「答えらしきもの」を出せる時代になりました。しかし、デザインエンジニアリングの本質は、効率的な正解を出すことではなく、プロトタイピングを通して「問い」を社会に投げかけることにあります。
今回のワークショップでは、AIを単なる効率化の道具としてではなく、創造的な道具として扱います。Takramのスタジオで手を動かし、1ヶ月かけて思考を熟成させ、都市と生活に新たな「手触り」を実装する。そんな泥臭くも知的なプロセスを共有できることを楽しみにしています。
Takram ディレクター / デザインエンジニア 緒方壽人
本プログラムは、Takramのスタジオで行う「2Daysワークショップ」と、その後約1ヶ月間の「自主制作期間」、そしてダイヤモンド社カンファレンスルームでの「最終発表会」で構成されます。
Takramのクリエイティブが生まれる現場で、緒方氏のメソッドをインプットし、チームビルディングとプロトタイピングの初速を最大化します。
Day 1:3月9日(月)「問いの発見とAIのハック」
[Theme] 8つのイシューからの課題設定
[Input] Gemini Canvas, Figma Make等のAIツールを活用した高速プロトタイピング手法
Day 2:3月16日(月)「思考と実装の往復運動」
[Ideation] アイデアを「体験」のレベルまで具体化する
[Prototyping] AIが出したアウトプットに対し、人間的な「修正」を加える
[Mentoring] 緒方氏による直接フィードバック
ワークショップで生まれた「種」を、実際に動作するレベル、あるいは深く検証可能なレベルまで育て上げる期間です。
※FULL参加プランの方には、この期間中のメンタリングサポート(オンライン等)が含まれます。
会場:ダイヤモンド社 カンファレンスルーム
日程:4月中旬(調整中)
完成したプロトタイプと、それが描く未来のシナリオを発表します。単なるプレゼンではなく、デモ展示形式での体験会を含みます。
今回のワークショップでは、井上岳一・石田直美編著『コンヴィヴィアル・シティ:生き生きとした自立協生の地域をつくる』で掲げられた、コンヴィヴィアル・シティを実現する8つの領域からテーマを選択し、AIをはじめとするテクノロジーと人間の関係を考えながら、実際に動くサービス・プロダクトをプロトタイピングします。
1. 食 (Food): (例)効率化で失われた「味わう」体験の再構築
2. エネルギー (Energy): (例)受動的な消費から、参加型のエネルギー循環へ
3. モビリティ (Mobility): (例)移動の「意味」と「心地よさ」の再定義
4. インフラ (Infrastructure): (例)生活インフラにおける「不便益」と「愛着」
5. 観光 (Tourism): (例)アルゴリズムによる推奨を超えた、偶然のセレンディピティ
6. 高齢者ケア (Elderly Care): (例)ケアする/される関係を超えた共生のデザイン
7. 教育 (Education): (例)AIネイティブ時代の「自律的な学び」とは
8. アート (Art): (例)生活空間における「余白」と「問い」の実装
ここでいう「シティ」とは、いわゆる現代的な「都市」だけでなく、里山なども含めた人の暮らす「まち」「地域」を含む広い概念として扱います。
また、AIツールを使ったプロトタイピングを行いますが、プログラミングの経験は不要です。
CONVIVIAL
Design Engineering Workshop
AI時代の「自律と共生」を実装するプロトタイピング・ジャーニー
日程:
時間:
会場:
対象:
目的に合わせて選べる2つの参加形態
デザイン、エンジニアリング、アート、サイエンスまで幅広く領域横断的な活動を行うデザインエンジニア。東京大学工学部卒業後、国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)、LEADING EDGE DESIGNを経て、Takramに参加。主なプロジェクトは、「HAKUTO」月面探査ローバーの意匠コンセプト立案とスタイリング、NHK Eテレ「ミミクリーズ」アートディレクション、21_21 DESIGN SIGHT「アスリート展」展覧会ディレクター、SKINCARE LOUNGE by ORBISのブランディングと体験デザインなど。2015年よりグッドデザイン賞審査員。近著に『コンヴィヴィアル・テクノロジー』。21年から長野県の御代田町に移住し、テクノロジーと人間と自然のちょうどよいバランスを考える日々。
DIAMOND Inc. のビジネス×クリエイティブプログラム。 ビジネスパーソンとクリエイターの垣根を取り去り、ビジネスとデザインの新たな境界を描き出す革新プロジェクトです。世界的なクリエイターとビジネスパーソンをつなぐ様々なプログラムを開発しています。さまざまなワークショップに割引(最大25%OFF)でご参加いただける特典があります。購読申し込み、最新情報をご希望の方はこちらから。