行き過ぎた現代のテクノロジーは、いかにして再び「ちょうどいい道具」になれるのか?
「サステナブル」「インクルーシブ」「リジェネラティブ」、、いまやこうしたキーワードを目にしない日はありません。しかし現実のビジネスにおいて、こうした視点をどう取り入れ、具体的な成果につなげていけばよいのでしょうか。
テクノロジーの進歩も急速で、不確実性も高まる世界で、ビジネスの成功を追求することすら容易ではない中、さらにそれが人間らしさや創造性を奪わず、自然環境や未来にも負担をかけない「ちょうどいい道具」であることを目指すのはさらに難しいことかもしれません。そこで注目したいのが、「人間」に着目するデザインの視点です。
本ワークショップでは、皆さんが実際に抱えている課題を出発点に、「コンヴィヴィアル(共に生きる)」という概念を実践的に探究します。異業種異分野の参加者の方々とテクノロジーと人間の関係について議論を深めながら、具体的なビジネスの文脈で使えるフレームワークやノウハウを共に考えます。
既存の製品やサービスの見直しから、新規事業の構想まで。参加者それぞれの課題に即しながら、「ビジネス」と「ちょうどいい道具」を両立させる新しいデザインアプローチを見出す3日間のプログラムです。
DAY 1 / 「課題」の解像度を上げる |
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ビジネスとテクノロジーの視点から、目の前の課題にとことん向き合います。
※ 各プロセスではAIも活用してさらに解像度を高めます。 |
DAY 2 / 「ちょうどいい」の解像度を上げる |
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人間に着目するデザインの視点を加え、行き過ぎない「ちょうどよさ」に向き合います。
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DAY 3 / 道具を共につくる |
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与えられたフレームワークをただ使うのではなく、2日間を振り返りながら、それぞれの抱えている課題や状況に応じてフレームワークを改善し、共有しながら、自分の道具を共につくります。 |
CONVIVIAL DESIGN WORKSHOP
日 程:2024年12月18日(水)〜 20日(金)
デザイン、エンジニアリング、アート、サイエンスまで幅広く領域横断的な活動を行うデザインエンジニア。東京大学工学部卒業後、国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)、LEADING EDGE DESIGNを経て、Takramに参加。主なプロジェクトは、「HAKUTO」月面探査ローバーの意匠コンセプト立案とスタイリング、NHK Eテレ「ミミクリーズ」アートディレクション、21_21 DESIGN SIGHT「アスリート展」展覧会ディレクター、SKINCARE LOUNGE by ORBISのブランディングと体験デザインなど。2015年よりグッドデザイン賞審査員。近著に『コンヴィヴィアル・テクノロジー』。21年から長野県の御代田町に移住し、テクノロジーと人間と自然のちょうどよいバランスを考える日々。
DIAMOND Inc. のビジネス×クリエイティブプログラム。 ビジネスパーソンとクリエイターの垣根を取り去り、ビジネスとデザインの新たな境界を描き出す革新プロジェクトです。世界的なクリエイターとビジネスパーソンをつなぐ様々なプログラムを開発しています。さまざまなワークショップに割引(最大25%OFF)でご参加いただける特典があります。購読申し込み、最新情報をご希望の方はこちらから。