EMOTIONAL VISION II

「世界観」を形にするワークショップ

6/30(mon) -7/7(mon) オンライン
7/16(mon) リアル&懇親会


自社の「誇れる何か」を具体化し、
共感を広げる「ビジュアルの力」を身につける!

はじめに

先行きが見えにくい時代においてこそ、組織やプロジェクトに眠る「誇り」を言語化・可視化し、魅力的な未来像として共有する力が求められています。企業のビジョンやパーパスは、“理念”として掲げるだけでなく、視覚と言葉で共感可能な世界観へと昇華することが、ブランドや製品、組織推進の核となります。

本ワークショップでは、WOW(ワウ)でインスタレーションやUI設計、ソフトウェア開発を手がけ、現在は東北芸術工科大学でゲームを最前線のメディア表現として研究・教育する鹿野護氏がファシリテート。表現やゲーム領域の「世界観の設計力」や「体験で伝える構造」は、ビジネスにおいても価値を創出する実践的な技術となります。

AIや生成ツールが進化し、誰もが簡単に高度なビジュアルを作れる時代になった今、重要なのは確かな審美眼と、「何をどう伝えるか」という構想力・設計力・編集力です。本プログラムでは、感情に届き、記憶に残り、行動を促す「ビジュアル思考」の方法論を、3日間の集中ワークで実践的に深めます。

ワークショップ概要

情報を伝えるには、適切な言葉とビジュアルの設計が欠かせません。そして、人の心を動かし、行動へとつなげるためには、感性に響くビジョンのデザインが求められます。情報があふれ、価値観が多様化する今、正しさだけでは人々に届かなくなっています。共感を呼び、愛着や情熱を引き出すようなデザインこそが、人の行動に働きかけ、社会を動かす力になるのです。

これまでの「EMOTIONAL VISION」ワークショップでは、ビジネスツールのデジタル化が進む中で、それらを使いこなしながら、創造的な思考を育てることを目指してきました。新たに展開する「EMOTIONAL VISION II」では、その土台を踏まえつつ、AIが身近になった現代において、確かな審美眼を持ち、自らの創造性をより大きく広げていくことを目標としています。

そのために、アイデンティティを視覚化する方法や、自分自身のためのツールを設計・開発するアプローチを紹介します。さらに、今後ビジネス分野での活用が期待される、ゲームエンジンのような高度な表現手段にも触れていきます。こうした取り組みや考え方は、社内外でのビジョン共有や価値提案、ブランド設計、さらには研究開発における発信力の強化など、実務のさまざまな場面に応用できるはずです。

開催概要

EMOTIONAL VISION II
「世界観」を形にするワークショップ


日 時:2025年6月30日(月)/ 7月7日(月)/ 14日(月)
    13:00 - 17:00(14日は終了後に懇親会あり〜18:30予定)
会 場:6月30日・7月7日 オンライン開催(Zoom ミーティング・インタラクティブ)
    7月14日 リアル開催(ダイヤモンド社本社カンファレンスルーム)東京都渋谷区神宮前6-12-17 [ACCESS]
受講料:
 ◎ FULL (3Days):132,000 円(本体価格120,000円+税)
 ◎ 1 Day Pass (Day1-6/30):44,000円(本体価格40,000円+税)
  ※ [1Day-Pass] 3日間の参加が難しい方、体験後に全日参加を検討したい方のために、Day1のみの参加をご用意しました。
  ※ Day1にご参加いただいた後で、FULL参加(Day2+Day3)への変更も可能です。
特別割引:
 ◎早期割引【6月6日まで】:110,000 円(本体価格100,000円+税)
 ◎Design X Diamond 登録割引:110,000 円(本体価格100,000円+税)。詳しくはこちらから。

AGENDA |全3回ワークショップの構成

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Day1 / メディア理解で導く強いアイデア

アイデアに深みを持たせるには、表現の歴史を辿ることが有効です。それは、メディアが人間の何を拡張してきたかを知ることにほかなりません。私自身、ビジュアル表現の企画に携わる中で、人間の本質的な欲求に目を向けることこそが、時代を超えて共鳴する価値を見出すことであり、流行に左右されない表現やコンセプトの起点になると感じてきました。こうした視点は、表現に限らず、製品企画やブランド戦略、顧客体験の設計などにも応用できます。
 

Day2 / レトリックで獲得するAI時代の審美眼

AIが瞬時にビジュアルを生み出せる時代になりました。しかし、それが最適かどうかを判断するのは、人間の審美眼です。その力を養う鍵が、レトリックです。レトリックは、人の記憶に残るよう設計された表現技法で、言語だけでなく構図や比喩、余白などビジュアルにも応用されます。優れたデザインは、意図的に組まれた構造を持ち、それを読み解くことで意味ある選択ができる判断軸が育ちます。レトリックの理解は、ビジュアルや世界観の軸となり、企画や表現のブレを防ぐ助けになります。
 

Day3 / プライドを創る世界観のビジュアルデザイン

プロジェクトを前に進めるためには、チーム内で共有される「ビジョン」が欠かせません。そのビジョンは、外に向けて語るもの以上に、まず自分たちの価値観や方向性を見つめ直すことから始まります。ワクワクする未来を、ビジュアルや非言語のかたちで描き出すことは、チームの動機や結束力を高めるだけでなく、周囲の共感や協力を引き寄せる力にもなります。「世界観」や「プライド」を内側から築くことが、結果として強い推進力を生み出すのです。

 

WORKSHOP DIRECTOR
 

鹿野護

Mamoru Kano

東北芸術工科大学映像学科教授 / ワウ株式会社顧問
映像表現とソフトウェア開発を融合させたビジュアルデザインを専門とし、プレゼンツールの開発から地域活性プロジェクトまで多様な企画の立ち上げに携わる。現在は東北芸術工科大学 映像学科 学科長として、大学教育に加え、高校生からプロフェッショナルまで幅広い層に向けたワークショップやレクチャーを展開。リアルタイム3DCGやゲームエンジンを活用し、人間理解を起点としたアイデア設計と表現手法を探究している。NHK Eテレとの教育プロジェクトや、東北の地域伝承をテーマにしたゲーム制作など、独自の体験と世界観をつなぐデザインを実践。グッドデザイン賞審査員を長年務める。 

 

ゲームエンジンの活用

プレゼンツール「Breakfast」の開発/グッドデザイン賞受賞

EMOTIONAL VISION

ビジュアルデザインスタジオWOW

Design X Diamond
" DESIGN IS DEAD ? "
ダイヤモンド社の創造力醸成プログラム

 

ダイヤモンド社の<ビジネス×クリエイティブ>プログラム。 ビジネスパーソンとクリエイターの垣根を取り去り、ビジネスとデザインの新たな境界を描き出す革新プロジェクトです。世界的なクリエイターとビジネスパーソンをつなぐ様々なプログラムを開発しています。最新情報をご希望の方はこちらから。

© Design is Dead ? DIAMOD / DIAMOND, INC.