先行きが見えにくい時代においてこそ、組織やプロジェクトに眠る「誇り」を言語化・可視化し、魅力的な未来像として共有する力が求められています。企業のビジョンやパーパスは、“理念”として掲げるだけでなく、視覚と言葉で共感可能な世界観へと昇華することが、ブランドや製品、組織推進の核となります。
本ワークショップでは、WOW(ワウ)でインスタレーションやUI設計、ソフトウェア開発を手がけ、現在は東北芸術工科大学でゲームを最前線のメディア表現として研究・教育する鹿野護氏がファシリテート。表現やゲーム領域の「世界観の設計力」や「体験で伝える構造」は、ビジネスにおいても価値を創出する実践的な技術となります。
AIや生成ツールが進化し、誰もが簡単に高度なビジュアルを作れる時代になった今、重要なのは確かな審美眼と、「何をどう伝えるか」という構想力・設計力・編集力です。本プログラムでは、感情に届き、記憶に残り、行動を促す「ビジュアル思考」の方法論を、3日間の集中ワークで実践的に深めます。
情報を伝えるには、適切な言葉とビジュアルの設計が欠かせません。そして、人の心を動かし、行動へとつなげるためには、感性に響くビジョンのデザインが求められます。情報があふれ、価値観が多様化する今、正しさだけでは人々に届かなくなっています。共感を呼び、愛着や情熱を引き出すようなデザインこそが、人の行動に働きかけ、社会を動かす力になるのです。
これまでの「EMOTIONAL VISION」ワークショップでは、ビジネスツールのデジタル化が進む中で、それらを使いこなしながら、創造的な思考を育てることを目指してきました。新たに展開する「EMOTIONAL VISION II」では、その土台を踏まえつつ、AIが身近になった現代において、確かな審美眼を持ち、自らの創造性をより大きく広げていくことを目標としています。
そのために、アイデンティティを視覚化する方法や、自分自身のためのツールを設計・開発するアプローチを紹介します。さらに、今後ビジネス分野での活用が期待される、ゲームエンジンのような高度な表現手段にも触れていきます。こうした取り組みや考え方は、社内外でのビジョン共有や価値提案、ブランド設計、さらには研究開発における発信力の強化など、実務のさまざまな場面に応用できるはずです。
EMOTIONAL VISION II
「世界観」を形にするワークショップ
日 時:2025年6月30日(月)/ 7月7日(月)/ 14日(月)
13:00 - 17:00(14日は終了後に懇親会あり〜18:30予定)
会 場:6月30日・7月7日 オンライン開催(Zoom ミーティング・インタラクティブ)
7月14日 リアル開催(ダイヤモンド社本社カンファレンスルーム)東京都渋谷区神宮前6-12-17 [ACCESS]
受講料:
◎ FULL (3Days):132,000 円(本体価格120,000円+税)
◎ 1 Day Pass (Day1-6/30):44,000円(本体価格40,000円+税)
※ [1Day-Pass] 3日間の参加が難しい方、体験後に全日参加を検討したい方のために、Day1のみの参加をご用意しました。
※ Day1にご参加いただいた後で、FULL参加(Day2+Day3)への変更も可能です。
特別割引:
◎早期割引【6月6日まで】:110,000 円(本体価格100,000円+税)
◎Design X Diamond 登録割引:110,000 円(本体価格100,000円+税)。詳しくはこちらから。
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東北芸術工科大学映像学科教授 / ワウ株式会社顧問
映像表現とソフトウェア開発を融合させたビジュアルデザインを専門とし、プレゼンツールの開発から地域活性プロジェクトまで多様な企画の立ち上げに携わる。現在は東北芸術工科大学 映像学科 学科長として、大学教育に加え、高校生からプロフェッショナルまで幅広い層に向けたワークショップやレクチャーを展開。リアルタイム3DCGやゲームエンジンを活用し、人間理解を起点としたアイデア設計と表現手法を探究している。NHK Eテレとの教育プロジェクトや、東北の地域伝承をテーマにしたゲーム制作など、独自の体験と世界観をつなぐデザインを実践。グッドデザイン賞審査員を長年務める。
ダイヤモンド社の<ビジネス×クリエイティブ>プログラム。 ビジネスパーソンとクリエイターの垣根を取り去り、ビジネスとデザインの新たな境界を描き出す革新プロジェクトです。世界的なクリエイターとビジネスパーソンをつなぐ様々なプログラムを開発しています。最新情報をご希望の方はこちらから。