ダイヤモンド社の「創造性醸成プログラム」
Design is Dead ? DIAMOND 第4弾

EMOTIONAL VISION

導きのデザイン
~ 心に響く視覚化のメソッド ~

 

情報を伝えるためには、適切な言葉とビジュアルのデザインが必要です。そしてさらに、人を動かすためには、心に響くビジョンのデザインが求められます。情報が氾濫し、価値観が多様化している今、正しさだけの表現では人々の行動を導くことができないのです。

感性に訴えかけ、共感を呼び、愛着や情熱を沸き立たせるデザインによってワクワクする未来をいかに美しく提示するか。あるべき可能性をどれだけ示唆できるか。今回のワークショップでは、「メディアの文脈」「導くための表現技法」「推進力としてのビジョンデザイン」という3つのテーマのもと「導きのデザイン」にアプローチします。

そして、技術がフラット化した今、デジタル技術を文房具のように捉え、受動的にツールを使うだけではなく、自らツールを作り出していく姿勢が、これからの創造性に大きな影響を与えるはずです。ビジネス、学術、テクノロジー、それぞれの視点からメディアと人の本質的な関係を捉え、ビジュアルデザインの活用法と可能性を学びます。

先行きが見えない時代だからこそ、長期的な目線でビジョンやパーパスを描き出し、未来を魅力的に発信することが、ビジネスのさまざまな場面で求められるようになっている。ビジュアルデザインスタジオWOW(ワウ)のアートディレクターとして、CMやインスタレーションから、UIデザインやソフトウエア開発まで、領域を横断しながらデザインワークの新たな地平を開拓し続けてきた鹿野護氏と共に、社会をより良く導く情報デザインの方法を考える、周到にプログラムされた全3日間の集中マスターコースです。

2022年夏、東北芸術工科大学が主催する芸術祭「山形ビエンナーレ」に、鹿野さんが開発した、山形の文化・風土をファンタジックな映像表現で描き出すオープンワールドゲーム『湖ノ狼(ウミノオオカミ)』が出展されて話題になりました。鹿野さんは、今、社会やビジネスを変革し得る新しい表現ツールとして、ゲームに大きな可能性を見いだしています。

「AIの精度そのものはかなり向上しているのですが、それを既存のビジネスプロジェクトや計画にスムーズにつなぎ込む使いやすいプラットフォームがないからです。そして私は、ゲームエンジンこそが「次世代のAI統合プラットフォーム」に進化していくのではないかと思っているのです。」(ダイヤモンドオンライン・インタビューより)
今回のEMOTIONAL VISIONでは、進化するAIの現状から次世代の話、AIを統合するプラットフォームとしてのゲームの可能性についても取り上げます。

開催概要

EMOTIONAL VISION 
導きのデザイン ~ 心に響く視覚化のメソッド ~


日 時:2023年6月2日(金)/ 9日(金)/ 16日(金)
    13:00 - 17:00(16日は終了後に懇親会あり〜18:00)
会 場: 6月 2日・ 9日 オンライン開催(Zoom ミーティング・インタラクティブ)
   6月16日 リアル開催(ダイヤモンド社本社カンファレンスルーム)
受講料:132,000 円(本体価格120,000円+税)
◎早期割引【5月12日まで】:99,000 円(本体価格90,000円+税)
◎DESIGN IS DEAD ? 登録特典割引あり。詳しくはこちらから。

AGENDA |全3回ワークショップの構成(予定)

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「メディアの文脈」

3 日間のワークショップは、メディアの文脈を横断的に俯瞰するところから始まります。な ぜなら、最適なヴィジュアルコミュニケーションのためには、メディアの深い理解が必要不 可欠だからです。日々変化する技術やトレンドに流され、思考が表層的になってしまう。い くら考えてもアイデアに既視感がある。そんな経験はないでしょうか。メディアの歴史や技 術的な背景をしっかり捉え、さらにその奥にある風土や人間について考察できれば、発想に 独自性が生まれてきます。それはコンセプトや世界観の構築を強力に補完する力となるでし ょう。
 

「導くための表現技法」

レトリックという言葉をご存知でしょうか。レトリックとは読者を巧みな言葉でひきつけ、 強い印象を与えるための文章表現技法で、情報を分かりやすくするだけでなく、ユーモアや 美しさといった知的な魅力を生み出し、より豊かな情報伝達をもたらします。しかもこの技 法は文章だけではなく、ビジュアルデザインにも応用可能です。実際、優れたビジュアルデ ザインを分析すると、レトリックが隠されていることがあるのです。今回のワークショップ では「ビジュアルレトリック」と題して、レトリックをビジュアルデザインに応用し、魅力 的な表現を生み出すメソッドを紹介します。
 

「推進力としてのビジョンデザイン」

これまでプロジェクトを促進させるためのデザインに携わることが多くありました。また私 自身も、地域や教育現場でのプロジェクト発足に関わってきました。その経験から、チーム 内の動機や結束力を高めるためには、メンバー同士の共通認識を作り出すための「ビジョン」 が必要不可欠であると痛感しています。その際重要なのは、ビジュアルやサウンドのような 非言語情報を用いて、ワクワクするような未来を描くことです。期待感は強力な推進力を生 み出すことがありますし、チーム外にも賛同者を増やし、新たなコラボレーションを生み出 すきっかけにもなるのです。
 

 

WORKSHOP DIRECTOR
 

鹿野護

Mamoru Kano

東北芸術工科大学 教授 / WOW 顧問 ビジュアルデザインスタジオWOWの創設メンバーとして、コマーシャル映像からソフトウェア開発まで様々な分野のデザインを手がける。これまで国内外の展示会や美術館にて体験型の映像作品を多数発表。企業や自治体とのデザインプロジェクトも数多く携わる。 近年では東北芸術工科大学にてデザイン教育の研究に力を注ぎ、メディア表現を軸とした次 世代の才能発掘や地域貢献につながる連携事業を積極的に展開している。

Breakfast

EMOTIONAL VISION

WOW

DESIGN IS DEAD ?
ダイヤモンド社の創造力醸成プログラム

 

DIAMOND Inc. のビジネス×クリエイティブプログラム。 ビジネスパーソンとクリエイターの垣根を取り去り、ビジネスとデザインの新たな境界を描き出す革新プロジェクトです。世界的なクリエイターとビジネスパーソンをつなぐ様々なプログラムを開発しています。最新情報をご希望の方はこちらから。

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